インフルエンザ2007

このブログ、長い間更新出来ずにすみませんでした。今後は気負わず不定期で更新していければと思っております。さて、早いものでもう11月も後半。めっきり寒くなって参りました。皮膚科ではこの時期、特に増えてくるのが乾皮症、つまり乾燥による湿疹で痒いかたがいらっしゃる季節ですが、それはまた今度。

ちまたではインフルエンザが流行する兆し、とか一部地域では学級閉鎖、などと報道されておりますが、昨日と本日、インフルエンザAの患者さんが当院でも確認されました。いずれもお子さんです。まずは感染しないようにインフルエンザワクチンの接種はきちんと済まされておいたほうが良いと考えます。

以下Q&A方式で、よくある質問事項をまとめてみました。

Q : 接種からどのくらいで効き始めますか?

A : 接種後2週間から5か月程度持続すると考えられます。 ですので、そろそろ流行が始まると考えると、11月中に2回目の接種を終えられるようにしたほうが良いと考えます。

Q : 13歳未満で2回接種をする場合、どのくらい間隔をあけて接種をすれば良いですか?

A : より高い免疫効果を得るためには、3~4週間隔で接種をするのが最適です。 4週間程度が最適ですが、風邪を引いたりして打てずに先延ばしにするより、3週間程度で体調が良い時に打ってしまうことをお勧めしています。

Q : 大人は2回打たなくても良いのですか?

A : 毎年打っていれば1回接種でも追加免疫効果があると言われているため、高齢者の接種は1回となっていますが、これはきちんと検証されてはいません。高齢者はもちろん、呼吸器疾患、循環器疾患、糖尿病、腎不全、免疫不全など持病をお持ちの成人の方、受験生などは2回打ちのほうがより免疫効果は高まると、私は考えます。

今年は国の用意した(このくらい作ろうと指示した)ワクチンは昨年より余裕をもってあるようです。接種がまだの方は、是非ワクチン接種をお勧めします。ちなみに、今週は嘔吐(吐く)の風邪が多かったです。インフルエンザも風邪も手洗い、うがいを励行しましょう。


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